減っていく女性ホルモンを補うのは脂肪、張りのない皮膚をよみがえらせるのは筋肉
- ぽっぽさん
- 1 日前
- 読了時間: 4分
45~55歳前後の女性の皆さんこんにちは。
更年期という単語をあちこちで耳にし、また今までにない不調に悩まされるようになり、自分の体の変化についに向き合わないといけなくなる年齢ですね。
女性ホルモンが減少することが原因と言われますが、じゃあ女性ホルモンどれだけ減るの?何でそれが体の不調になるの?という基本をみなさん、どれだけ理解していますか?
私はぼんやりとした認識位しかなかったので、この辺でちゃんとおさらいしようと思いました。
●一生のホルモンの変化(オムロンさんのHPより)

女性ホルモンは、主にエストロゲンとプロゲステロンの二つです。
エストロゲンは、閉経後、卵巣での産生がほぼ停止になりますが、副腎で生成される微量のアンドロゲンを脂肪細胞のアロマターゼ酵素によってエストロゲンに変換することができます。しかしこの分泌量は閉経前の10分の1位と全体をカバーするには少ない量です。
しかし、体重が多い人はこのエストロゲン産生がやや多くなるようで、体が女性ホルモンの分泌量を確保しようとする=体重が増えやすい、結果中年太りしやすいのかなと思います。
更年期障害と言われるほてり、関節痛、気分の落ち込みなどはエストロゲン不足
プロゲステロンは卵巣で産生されるので、閉経後に卵巣の機能が停止するとほぼゼロになります。
副腎で微量のプロゲステロンを生成するが、更年期の症状を緩和できる量はないようです。
更年期に睡眠の質の低下や気分が不安定になる(不安・睡眠障害)のはプロゲステロン不足によるところが大きい。
食事により摂取できるフィトエストロゲン(イソフラボン、リグナンなど)は、弱いエストロゲン様作用を示すため、大豆製品などが更年期症状の軽減に効果があると言われている。
このように、女性ホルモンの分泌量が閉経後大幅に減少することは避けられないので、症状が重い人はホルモン補充療法などが使えないか医師に相談してみましょう。
基本的には女性ホルモンの分泌量を増やすことは難しいので、(食事やサプリで増やせる量も少ない)ホルモン不足による症状を緩和するアプローチが現実的のようです。
エストロゲン産生の場は卵巣から脂肪組織に移るので、ここでのホルモン代謝を最適化することが重要になってきます。
①適正体重の維持。体脂肪のBMI18.5~25を維持することで、アンドロゲン→エストロゲン変換がスムーズになる
②適度な有酸素運動と筋トレ。血流を改善し、副腎機能をサポート。ホルモン代謝(アロマターゼ活性)が最適化される。(週3~5回、一日30分ほどのウオーキングやヨガなど)
③睡眠時間7~8時間。副腎機能を安定させ、ホルモン産生をサポート
④ストレス管理。コルチゾールが増えるとホルモン産生が抑制されるので、リラックスして自律神経を整えることでホルモン代謝を改善
体重管理と運動かー・・・。健康を維持するためには、という文脈で必ず耳にする単語ですから、必要なことは解っている、けど・・・続かないのよね、という方もいると思います。
ここで、ちょっと頑張ろうかなという気になる情報を一つ。
「筋力トレーニングが美肌に貢献する」(PR Times HPより)
これは化粧品のPOLAさんが研究成果として発表しました。
●ポーラの着眼点 透明感の鍵は、筋肉!?https://www.pola.co.jp/special/p/whiteshot-science/pc/article2.html
こちらのホームページにも掲載されているように、ポイントとしては
有酸素性運動と筋力トレーニング(レジスタンス運動)は、どちらも皮膚老化を改善
特に、筋力トレーニングは加齢によって薄くなり見た目の若々しさに関連する真皮の厚みまで改善
シミの抑制も肌の弾力も、改善したければ運動だと化粧品会社が発表したんですよ。すごいですよね。
さあ、みなさん。
とりあえず、今からスクワット20回やりましょう。
後は好きな運動を体の状態に合わせて、無理なく、行いましょう。ちょっとずつ増やすんですよ。続けるんですー!

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