オンラインでの会議や音楽・動画などを自分だけで楽しむ場合、音を聞き逃さないようにイヤホンを付けることが増えた人も多いと思います。
長時間の使用で、耳が痛くなることはありませんか?
もしくは、次の日ちょっと頭が痛いとか、目の調子がちょっと違うなど
人と会ってお喋りする機会が減ったことで、
実は顔の筋肉が衰えたり固まったりしているんです。
口を動かすための筋肉はあご周りからこめかみまでの広範囲に及びます。
食事を簡単に済ませている人は咀嚼回数も少ないですし、それでしゃべる時間も減ったとなると…動かさないので。
なぜ耳が痛く感じるかといえば、顎関節は耳のすぐ手前です。その関節が十分に動かないことで周りの筋肉が固まります。
そこにイヤホンの音の振動で緊張と疲労が溜まり、筋緊張性頭痛を発症しやすくなります。より筋肉が固まることで神経を刺激して生まれる痛みですね。
鼓膜は繊細ですから、難聴を引き起こす場合もあります。「ヘッドホン難聴」などの事例も数多くあり、痛みの長引く人は注意が必要です。
耳にも換気を
仕事で、趣味でと長時間つけるようになった人は、たまにヘッドホンやイヤホンを外して耳を休ませてあげてください。蒸れるとカビが生えるそうなので、耳にも換気が必要です。
あごの筋肉を程よく使えば、顔の筋肉もほぐれ、衰えを防止できます。
でも、間食が増えると脂肪も増えますから、ここはガムを嚙むことにしましょう。
ガムならあごに程よい負荷がかかるので、ちょうどいい運動になります。
歯の詰め物が取れそうな人は歯医者さんへ。
すぐにあごが疲れる人は筋肉が衰えていますよ!
しわが増える前に筋肉を取り戻しましょう。
耳を引っ張る、ホットタオルで温める
耳に痛みを感じた時、頭痛薬を飲む前にちょっと耳の周りをほぐしてみましょう。
特に、今はマスクのゴムも長時間つけていることで、耳への負担が多くなっています。
すぐに出来る方法は、耳が向いている方向に向けてゆっくり耳を引っ張ること。
持つ場所は上の方・真ん中・下と三か所くらい。
上は上、下は下へゆっくり引っ張ってください。気持ちいいぐらいでOKです。
次に、耳の裏に親指を添わせて、耳全体を摘まんで顔の方へ軽く引っ張ります。
そこからゆっくりぐるっと一周します。逆回りでも一周。
ちょっと痛いなと思う箇所があったら、軽く引っ張ったまま痛みが軽くなるのを待ちます。
ほかにも、筋肉の緊張からくる痛みですので、頭全体をパドルブラシでときほぐしたり、
ホットタオルでこめかみ~耳のあたりを温めてほぐすのも良いでしょう。
自分が気持ちいいと思う方法を見付けて、上手にイヤホンとも付き合っていきましょう。
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